大手会社にリフォームを依頼すると費用は高くなる

最近ではインターネットにリフォーム会社が自社サイトや広告を出しているのが増えてきましたが、私が知る限り5年ほど前までは最大手企業が自社を宣伝しているサイトばかりでした。

 

それは、リフォーム業界は【リフォーム価格】【リフォーム相場】をあまり不特定多数に公開したくない体質があるからです。これは今でもまだ根強く残っている体質です。

 

リフォーム業界に限らず建築系全般で言える事ですが、工事金額相場は一般のお客さんにはこちらから教える事はありません。

 

建築業界は、物を売る商売ではなく、工事をする商売です。スーパーで誰もが買うトイレットペーパーのように明確に価格を示す事は難しいからです。

 

つまり、大手リフォーム会社の【言い値】になることも少なくありません。

 

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なぜ、それがまかり通るかというと、リフォーム価格相場が知られていないからなのです。数年前までは、大手リフォーム会社が【リフォーム価格】や【リフォーム相場】を全て決めていたのです。

 

15年ほど前は、クロスを貼る職人さんは3年間クロスを貼れば「 蔵が建つ 」まで言われたほどです。それだけリフォーム価格が高い時代があったのです。

 

しかし近年の不況やインターネットの普及によりこの10年ぐらいでリフォーム業界は大きく変わってきました。

 

世の中の全ての「情報」が簡単に知る事ができるようになって、ありとあらゆる業種の価格相場が分かるようになってきたのです。

 

また追い打ちをかけるように世界的に不況が広がり、消費者は【良いものを少しでも安く】【多少わるくても安いならいい】という風潮が広がりはじめたのです。

 

身近なところでいえば、自動車業界です。

 

一昔前は、中古車を購入する時には「中古車屋」から購入するわけですが「価格」は中古車屋が決めていました。価格を勝手に決めても消費者が買うからです。

 

中古車情報と言えば、【G○○】という雑誌ぐらいでしか中古車相場が分かりませんでしたが、インターネットの普及により消費者がもっと詳しく価格相場を知るようになってしまったのです。

 

その結果、相場より高い中古車は売れないので値下げ合戦が始まるのです。また、最近では中古車屋が仕入れる【車オークション】を一般の方まで利用するので中古車業界は壊滅的不況に陥りました。

 

消費者にとっては安く購入できるので良い事なのですが、社会全体でみれば【不況のスパイラル】に入ってしまい景気回復の妨げになっているのが問題です。

「みなさんは最近は景気が上向きになっているじゃない?」とお思いでしょうが、ハッキリ言って【まだ不況】です。

 

この不況がもたらしたのは、

 

悪徳リフォーム業者の増加

 

優良リフォーム業者の減少

 

消費者にとっては恐ろしいことです。

 

不況や値下げ合戦が始まると、リフォーム業界はマイナス方向へしか進まなくなります。

 

不況になれば消費者は財布を締めますので、リフォームもあまりしなくなります。また、お客さんがリフォームをしても最低限の事しかやりませんのでリフォーム会社は利益が減少します。

 

その結果【手抜きリフォーム工事】が始まります。手抜き工事をして少しでも利益を残そうとするのです。

 

逆に言えば、真面目にリフォーム工事をする優良会社は利益が少ないので倒産するのです。

 

私事ではありますが、私の勤めていたリフォーム会社も不況の煽りを受けて倒産してしまいました。

こうなるとリフォーム会社が生き残る道は、いかにお客さんを集客力を高めるかになります。

 

集客をするには宣伝をしなければなりません。

 

宣伝をするには宣伝費や広告費がかかります。

 

もうお分かりですね? これができるのは大手リフォーム会社です。

 

近年では大手リフォーム会社は名前こそ出しませんが、某大手家電量販店とタイアップしてリフォーム顧客を集客したり、某大手ホームセンターとタイアップして顧客を集客する戦略を打ち出しています。

 

この結果、消費者は費用が割高でも名前を知っている大手企業でリフォームをしてしまうのです。

 

しかし、このインターネットを利用して、少数の中小リフォーム会社が企業努力をしてこの状況を打破しています。

 

そうです。リフォーム見積もり【無料一括見積もりサイト】などのリフォーム会社の集合体を作ってアピールしているのです。

 

私が思うに、これからの時代は名前や信用だけで割高なリフォームをする時代は終わります。消費者がしっかりと【リフォーム価格】や【リフォーム相場】を見極めて、会社の名前に囚われずにリフォーム会社を選択してほしいと思います。